スクレイピングでインターバルを取る等、実行中の処理を一時的にスリープしたい場合があります。以前ご紹介した標準モジュールのtimeには、時刻データへのアクセス以外にスリープ機能があります。
import time print('処理開始') time.sleep(1.5) # 1.5秒スリープする print('処理終了')
引数に秒を指定します。小数点の指定もできるため、細かい設定が可能です。
process_timeと併用する際の注意
スリープの挙動で注意が必要なのが、同じtimeモジュールに含まれるprocess_timeメソッドです。このメソッドは現在のプロセスのCPU使用時間の合計を返しますが、sleepを実行した時間は含まれません。
import time print('処理開始') time.sleep(1.5) # 1.5秒スリープする print('処理終了') print(time.process_time()) # 1.5より小さい値が表示される
処理時間よりはるかに短い値が出力されることが確認できます。